茶功アカデミー

第6章 · 4 / 4

超基本のマントラ「OM」をマスターする

「OM」は「AUM」。縦に響くA、横に広がるU、内へ収束するM。三つの方向性をつなげ、滑らかに発声するための具体的な手順を扱います。

OMの発音方法。

ここでは、最も基本的なマントラ「OM」について、具体的な発音方法を学んでいきます。

OMはAUM。

「OM」は、サンスクリット語の正確な発音に近づけるなら「AUM」と表記するのが一般的です。

  • 「A」は身体の中心軸に響く縦の方向性

  • 「U」は横に広がる方向性

  • 「M」は内側に収束していく方向性

この3つをつなげることで、音としても、身体感覚としてもバランスがよい響きになります。

滑らかな音にする。

茶功アカデミーでも、「AUM」とする考え方に基本的に賛同しています。
その上で、発声を滑らかにする工夫を加えています。

まず口を軽く閉じて「M。
」をイメージし、体の中に振動を響かせます。

徐々に声帯と喉を開き、口を開いて「O」や「A」につなげます。

最後に閉じるとき、「M」で強く止めると声が途切れてしまうことがあります。
そこで軽く「NG」。
の音を挟むと、自然に余韻が残ります。

この流れを文字にすると「mngoong」、に近いイメージです。
無理にきれいに発音しようとせず、体に負担をかけずに心地よく響かせることを意識してください。

体の器官の使い方。

発音をより心地よくするためには、体の動きも大切です。

  • 最初の「M」、のとき、舌先は上顎に軽く触れています。

  • 「O」「A」、に移るにつれて舌を自然に下げ、咽頭の空間を広げていきます。
    下顎はゆっくり下ろします。

  • 「NG」、に移るとき、舌の奥を持ち上げて喉の奥を軽く閉じます。
    口は閉じきらず、余韻を響かせます。

  • 鼻に抜ける音は、通しても通さなくても構いません。
    両方試してみて、体感の違いを楽しんでみてください。

このようにすれば、自然に「OM」を反復できるでしょう。

文字に捉われないこと。

ここまで具体的に書きましたが、マントラは文字の読み方そのものではなく、実際に声を出してみる体験に本質があります。

同じ「OM」でも、その人の身体の状態、姿勢、心のあり方によって響きはまったく違って聞こえます。
そして効果も変わります。

大切なのは「正解の発音」ではなく、自分にとって自然に響き、心身が整う感覚です。
自分の声にはたくさんの可能性が潜んでいます。
ぜひ、マントラの実践を通じてその響きに耳を傾け、自分自身と向き合ってみてください。